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共通の問題点 (全商品対応)
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MPLABの問題
●ICD2接続の問題 (REAL-ICE)

MPLAB7.5では新しい16bitPICの導入がメインとなり、古いdsPICがうまく接続できない問題点があります。ICD2に接続できないとか、接続できてもプログラムがスタートしないといった障害になります。
この原因を調べるとRESETのLOW電圧が高くなるのが原因です。接続できないエラーがでたときにRESET電圧を見てみると1Vくらいの電圧がでています。RESETを押すとこの電圧が下がるのでICD2はスムーズにつながるようになります。ICD2内部のLOW側の出力インピーダンスが高くなっています。Hi側は問題ありません。 この状況は他のPIC16、18シリーズでも見ることができ、MPLABがICD2の制御方法を変えていることは間違いなく、ハード回路によるものではありません。
対処方法としては以下の方法があります。
1.MPLAB7.4以降にする。
2.RESETスイッチを押しながら接続やダウンロードする。
3.RESETへの直列抵抗を撤去し、RESETをICD2にあけわたす。
この問題はREAL-ICEにも見られますが、ドライブが強いため問題にならないケースもあります。

PIC16などでは古いMPLABではうまく動作しないが、VER7.5ではうまく動くケースもあり、状況は様々です。全PICマイコンにICD2をマッチさせるのが難しくなってきていることが感じられます。
そのPICの発売された時代に合ったMPLABが一番調子がいいのでしょうか?

 

●ICD2(REAL-ICE)でメモリが読めない
MPLAB7.50・7.51で変数がうまく読めないトラブルがあります。表示される変数の値が内部のメモリとことなり、正しく動いているのに間違った値が表示されます。LEDやLCD、シリアル通信などの表示方法で変数の値を表示させて確認して下さい。
XPへのインストールについて
●Windows 2000・XPへのインストール時に "Path or File Not Found" のメッセージが出る
"Path or File Not Found" のエラー表示がでてインストールが中断するという現象はユーザ名の登録が全角文字(2byteコード)を使用していることが問題のようです。
ユーザ名を半角にすることで解決できると思います。
今後、新規設計の商品は改善してゆく方向ですが、問題が発生した場合は、ユーザ名を変更いただくか、マニュアル作業のインストールを行って下さい。
なお、PIC関連の様々なプログラムを扱うに当たり、ユーザ名やフォルダ名などシステム関係の設定は全角の使用を避けた方が賢明です。MPLABでは全角のフォルダ、ファイル名を受け付けません。
PLD MASTERのWebPACKのインストールについてはこちらを参照ください。
●XPへのインストールの問題
WindowsXPにインストールを行う場合、ファイルが見あたらないとのエラーが出る場合があります。これはWindowsXPのあるバージョンにのみ発生する現象で、XPのインストール時に標準的なパスが作られていないことによるようです。一般的なXPのインストールでは問題ありませんが、独自のフォルダにインストールしたり、メーカでカスタマイズしたインストールでは問題が発生します。
このような場合のインストールの方法は、手動でインストールするしか方法がありません。プログラムが入っているのはxxx.cabファイルで、圧縮形式になっています。XPはこの中を閲覧でき操作することが可能です。各ファイルをそれぞれの指定されたフォルダへ転送すればインストールができます。各プログラムの転送先はSETUP.LSTファイルに書かれています。
AppPath -> C:\Program Files\MAL_TOOLs\FPV3 に転送します。
WinSysPath -> C:\WINDOWS\SYSTEM32\ に転送します。 (または相当する場所)
[注意] 転送時、ファイルの日付を確認し、もし、新しいdllファイルが存在する場合、そちらを使用してください。
●インストールの例 [FPV3-USBの場合]
C:\Program Files\MAL_TOOLs\FPV3 に転送するファイル
FPV3U.exe FPV3U.TXT MPASMWIN.EXE
−−− 以上、SETUP.LST ファイル内の[Setup1 Files]に書かれているFile1,File2,File12の行のファイル名

C:\WINDOWS\SYSTEM32\ に転送するファイル
VB6STKIT.DLL  COMCAT.DLL  VB6JP.DLL  STDOLE2.TLB  ASYCFILT.DLL  OLEPRO32.DLL  OLEAUT32.DLL  msvbvm60.DLL
−−− 以上、SETUP.LST ファイル内の[Bootstrap Files]に書かれているFile1〜File8の行のファイル名

MSCC2JP.DLL  MSCOMCT2.OCX  MSCMCJP.DLL  MSCOMCTL.OCX  FLXGDJP.DLL  MSFLXGRD.OCX CMDLGJP.DLL  CMDLGJP.DLL  MalUsbDll.dll
−−− 以上、SETUP.LST ファイル内の[Setup1 Files]に書かれているFile3〜File11の行のファイル名